空き家問題で時々目にする「特定空家」ですがこれはいったいどういったものなのでしょうか?
ニュースで行政によって解体される建物を見かけますよね?あの解体されている建物が基本的には「特定空家」です。
まず単純に「空家」とは1年以上人が住んでいない、または使われていないもののことを言います。
これはなんとなく想像できると思います。私個人的には期間はさほど関係なく、住む人がいなくなった建物のことを空家といったりしますが笑
その中でも特に適切な管理が行われていない空家を「特定空家」と呼んでいます。
大竹市では次のような判断基準が設けられています。
- そのまま放置すれば、倒壊等著しく保安上危険となるおそれがある状態
- そのまま放置すれば、著しく衛生上有害となるおそれがある状態
- 適切な管理が行われていない事により著しく景観を損なっている状態
- その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切な状態
こういった内容を元に市が判断しています。
簡単に言うと周りに対して著しく迷惑になる空家が「特定空家」となるイメージです。
この「特定空家」何が問題かというと、固定資産税が約6倍になる可能性があるんです!!
「特定空き家」に指定されると、行政から
- 助言・指導(特定空家に認定されてから)
- 勧告(助言・指導しても改善されないとき)
- 命令(正当な理由なく勧告に従わないとき)
- 行政代執行(措置に従わなかったとき、履行しても十分でないとき、期限内に履行できないとき)
といった順番に空家の状態の改善を求められます。
この中の2番の勧告までいくと、住宅の為の固定資産税の軽減措置の適応から除外されます。
そうなると、今までなんとなく払っていた固定資産税がかなり負担になると思います。
そうなる前に!!空家の適正な管理、もしくは早期売却をご検討ください。