敷金とは部屋の契約の際に借主から不動産業者を通して貸主に預けるお金のことです。金額は賃料の1ヶ月分だったり2ヶ月分だったり敷金無しの物件もあります。
敷金はなんの為のお金?
1.家賃未払いや家賃不払いの補填
2.入居中に汚したり傷つけたりした部屋の修繕負担金
この2つの用途に使われます
1.に関しては家賃の滞納があった場合や、退去時に払っていない家賃があった場合敷金から差し引かれます
2.が一番トラブルの多い原状回復と言われるものです。
通常の生活をしていく上で仕方のない汚れや傷は修繕の必要はありませんが、
入居者の不注意や故意(わざと)でついた汚れや傷は修繕してから貸主に部屋を返さなくてはいけません。 その修繕費として敷金が使われます。
敷金は返ってくるの?
敷金は基本的には上記に書いたものが預けた敷金から差し引かれて、残ったものが返ってきます。ただし最初からハウスクリーニング代やエアコンクリーニング代は差し引くことが契約書に書いてある場合もありますので事前にしっかりと確認して下さい。その他にも地域によっては敷引(しきびき)と言って返ってこないことを前提とした敷金のようなものがあります。これは関西方面での慣習なのであまり広島では見かけませんが関西で物件を借りることがある場合はきをつけて下さい。
加えて原状回復(退去時修繕)をする際に部屋の使い方が悪いと、預けている敷金では足りない場合もありますので、その時は追加で修繕費用を支払う必要がありますので部屋は丁寧に使いましょう。
原状回復ガイドライン
どんなものが原状回復が必要なのか国からガイドラインが出ているのでご紹介しておきます。
国から出ているガイドラインですがこれはあくまで参考にして下さいというものなので、契約書に記載されている内容が優先されます。
契約前にしっかり確認して下さい。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/honbun2.pdf
原状回復の項目は17ページから記載されています。